まず、ペンタブの操作が、テキストの指示通りにいかないのである。指示されたとおりにしても、次の作業が進まないこと多々である。
選択しようにも、暗転していてクリックできず、どうしたらいいのやら、とか、選ぼうにも該当箇所が見当たらない、とか、テキストの表現がわかりづらく、ペンタブレットのどこをどうしたらそうなるのやら、と、毎回毎回前途多難の受講であった。
通学しているなら、その場で講師をつかまえて質問し、その日のうちになんとか理解できそうだが、質問をメールで送り、それが返ってくるのを待つのに1日、2日かかり、そのうちに質問の内容をこちらも忘れ、返ってきた回答を見て、ええっとなんの話だったかしら、という有様である。通わなくていいのと、受講料金が比較的安いのが何よりのメリットなのだが、実技の伴うものは、通信講座には適さないなと、しみじみ思わされた。
途中までかなり大真面目にやっていたので、質問魔の私に、何かを書いてもらえると期待してくれたのか、感想文を書いたら3千円進呈?のようなクーポンをくれた。が、受講の途中であったし、頭にくること多数で、文句のようなことしか書けないと思ったので、申し訳ないと思ったが、スルーしておいた。
そのうち、指導期間の終了期日も迫ってきて、これはいちいち大まじめにつっかかっていたら、終わるものも終わらない、というわけで、ペンタブの操作をやめた。そして、ペンタブが思い通りに操作できる、という仮定に無理やりしておいて、教科書のみをイメージで読んでおくことにした。実技は完全無視である。なので、大事なところも実はわかっていない可能性が高い。
そうこうして、なんとか最後の課題まで無理やりすすめ、肝心のところがわかっていないかもしれないが、期日も迫り、エイッとばかりに着色の課題を仕上げて提出した。
こちらが、課題。 ↓ |
何日もかけて丁寧に仕上げた。原画の線だけ元から書いてあるイラストで、色塗り作業が提出課題である。大変申し訳ないのだが、この絵柄は、まったくと言っていいほど趣味ではないので、塗りながら、ロリコンでアニメ顔のモデルの顔、そして絵柄に、ずっと残念さを感じ続けながら作業した。が、手間暇をかけた愛着だけはあるので、保存しておこうと思う。 |
とてもしつこいが、しつこいついでに、絵柄についての感想を追記する。
1.この、スカートの両端からはみ出している、謎の帯はなんなのだろう?
2.そして、このしっぽは、いったいなんなのだろう。この子は、タヌキかキツネが化けたのだろうか?それにしても、耳が翼になっているから、タヌキが化けたにしてもちょっと奇妙である。それともしっぽは、単なるアクセサリーなのだろうか。
作画の原作者の趣味なのだろうが、第三者から見れば、正体不明のパーツである。
そしてそれが、「何であるか」わからないまま、なんとなく塗ってしまうと、着色の仕上がりも、違和感がすごくなりそうだった。
なので、ひたすらこの絵が(自分から見て)美しく仕上がるには、このわけのわからないものを、自分の中でどういうイメージをふくらませて、どう受け止めたらいいか、というのを、(おそらく自分だけ)ひどく真剣に考えて作業した。