この話をしていた叔母も先日亡くなり、完全に記憶の内でしか再現されない内容なのだが、どうしても記憶によみがえってきてしまう、自分にとっては全く関係のない話で、とりとめのないことなのだが、思い出してしまうので書いておくことにした。
ずっとずっと前の話である。レイコちゃんという方が、親戚筋か、叔母の知り合いにいた。叔母から聞いた話では、そのレイコちゃんという人が、ぶどうっ子(胞状奇胎)、というのをやってしまい、しばらく子供を作ってはいけないという指導を受け、夫婦で別居をしていた。(結婚後、間もなかったのかもしれない。)ところが、レイコちゃんたちも若くて考え方が幼く、甘かったので、病院との約束をきちんと守れず、そのドクターストップを無視してしまった。レイコちゃんたちは、間違っていたのだと。その後、抗がん剤を投与することになり、頭髪が副作用のせいですっかり抜け落ちてしまった。最後は亡くなってしまい、お墓参りに行ったということ。(おそらく若くして亡くなったのではないだろうか。)何かをきかっけに、叔母はレイコちゃんのことを思い出す(思い出した)ようであった。叔母からしても、おそらく悲しい経験だったように感じられた。
叔母からの悲壮感はとても伝わったのだが、説明がやや足りず、くわしいいきさつがわかりづらかった。
今になってから、少し調べたところ、胞状奇胎は胎盤内での異常で、発症・治療の後、子供を一定の期間作ってはいけない(病態の把握のためや、侵入奇胎、絨毛がんなどの発症を防ぐため)ことになっているようだったが、それを守らなかったために重篤な状態になり、抗がん剤治療になったのではないかと思われる。
レイコちゃん(存命だったとしても、もう高齢か)と言われた方も、叔母ももういないので、どういう人だったのかわかるのなら、後日母にでも少し聞けたら良いのかなと思う。






