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| ブラックキャップ内のエサを食べる。(ネット画像を加工) |
ゴキブリは、夜行性であることと、昼間の酷暑の時間帯にはやはり、暗くて涼しい場所から出ないので目撃することが少ないのだろう。夜中に入浴後、ヘアドライヤーを使っている騒音の向こうから娘のギャー!ゴキブリ!とわめく声が聞こえてきたので、またしても就寝前の時間帯に勘弁してほしい、と思ったのだった。
どこからともなく入ったゴキブリが始めにリビングの壁にいたのを発見し、その後、窓の方に移動し、カーテンの裏に隠れてしまったようである。先日設置した複層カーテンの裏なので、面倒なことこの上ない。
一枚一枚めくって持ち上げたりしたものの、残念なことに見つかりそうになかった。寝る前に本当にやめてほしい。寝室と直つながりではないので、エサで誘引しておけば、寝室に来ないだろうか。そこもあやしかったがとにかく、ブラックキャップ(毒エサ)を使用して、カーテンボックスと、その近く、二か所に設置した。
殺虫用冷凍スプレーと、電撃ラケット(動きを封じてからめとる優れもの)を用意していたところ、間もなくしてカーテンボックスの下部においたブラックキャップにうまくかかっていた。よほど空腹だったのだろう。一心不乱に頭を突っ込んで食い続ける。毒性が強いので、どこかで行き倒れになるだろうが、それまでにあちこち這いまわれるのも迷惑である。
冷凍スプレーか、電撃ラケットか。そう考えながらその食いまくる姿をみていたところ、ちょっとその姿がかわいらしかったのである。あまりに一生懸命で純粋すぎたからだろうか。もちろん、衛生上、大変害度の高い虫なので、殺すことしかありえないが。
先に、冷凍スプレーを使用した。効いたと思ったら案外しぶとく、その後逃げて反対側の部屋の隅まで追いかけっこになった。なんとか角でスプレーを良くかけてひっくり返ったので、ラケットでからめとった。処分方法には、法的根拠や強い指導もないので、これはいつもトイレに流すことにしている。二度と見たくないからである。
娘はわめくばかりで、ゴキブリ一匹処理ができていないが、もし一人の時はどうするの?と言うと、新聞でたたくかなあとのこと。昔ながらの方式で、私も昔、それはやったことがある。が、ゴキブリは、腐った食べ物や、普通に食べられないものも平気で食べるため、内臓内にいろいろな黴菌や毒素がたまっている可能性もあることから、うかつにつぶすのはお勧めではないそうである。卵も体内に持っていたりすると、飛び出して拡散することもあり、非常に良くない。触れれば確実に動きを止められるので、電撃ラケットをおすすめしたいと思う。
分析するほど嫌悪感が増してしまう生き物である。あんなにスピードが速く、殺そうとしても神出鬼没で隠れ上手。虫としては目立つ大きさで、黒光りのするフォルム。長い触角がまた、不潔感を助長するような不快感。個体差あるが、足にもギザギザがついていると、そこも非常に醜悪だったりする。エサをかぎつけ、到達するスピードはものすごい。チート級の能力。飛ぶこともできて、その時はなぜか、こちらの顔めがけて一直線に飛んでくることが多い気がする。どうしてこちらの顔が目標物なのだろうか。また、つぶして殺すと、ウィルス・毒・卵の拡散など、弊害が大きいこともある。嫌悪感を抱かないわけにいかない。
が、本の一場面だが、こちらが上から見ているのもかまわず、一心不乱にエサを食べる姿が、ちょっとかわいかったと思えたのである。嫌悪感をもって恐慌状態で殺すよりも、今後それができるかちょっと疑問だが、愛情をもって殺せた方が、なんか精神衛生上には良いかなあと思ったのであった。






