実家の母の提案で、こちらの観劇に出かけた。
(シラノ・ド・ベルジュラック)
シラノ・・吉田鋼太郎
ロクサーヌ・・黒木瞳
クリスチャン・・大野拓郎
醜男のシラノが、片思い相手のロクサーヌと、ロクサーヌの片思い相手のクリスチャンの仲を取り持つ。だが、戦場でクリスチャンは死んでしまう。その後、何年も経ってから、シラノの死ぬ間際にロクサーヌが恋文の筆者をシラノだと気づき、その思いも知る。
シラノは忍び寄る死神に剣を取って向かい、「お前にこれだけは渡さない。それは、心意気だ・・」(だったか?)と叫んで倒れた。
吉田さんは、味のある剣術の上手なシラノを演じ、黒木さんは、セリフがよく通るしわかりやすく、見ているこちらを話にきちんと引き込んでくれてくれてよかった。また、ダブルキャストで選んだのが大野さんの方だったが、陽気で明るくハンサムなクリスチャンを、いい感じで演じられていたと思う。