2021年11月1日月曜日

どうして若者の投票率が低いのか?

欧米の一部?の国だと、子供が普段から、政治家と直接触れ合って話をしていたり、小学校に通う子供の時から、自分を取り巻く環境について議論する、などといった土壌が整っているそうである。が、日本だとそれはまったく皆無である、というのが大きいと感じる。環境が整ったところだと、子供の時から自然とそういったことに触れる環境が整えられているということ。

 日本では子供の時から、自分や他人が置かれた状況、地域や経済、国について考えること、視点を変えて論じる、という環境がなく、政治のしくみについて授業を聞いて勉強はするものの、自分が参加しているわけではない。親の世代に至っても、自分で新聞TVに目を通したり、本やネットを見るしかないので、それを教えてもらったりみんなで考えるという機会がない。

 若者と言えば、地方から首都圏に出てきて就学や就職する人が大変多い中、いきなり選挙権、と言われても一人で投票に出かけるモチベーションはないだろう。
 ある程度長生きしている親の世代だと、日本はこのままでいいのだろうか、とか、政治や社会、経済の改悪に心を痛めてこれではいけないと考えたり、この政治家にもっと良い政策を考えてほしい、などと関心を持つ可能性はあり、そんな親と同居していたら、一緒に投票に出かける機会はあるだろう。

 が、上京組は、多くが親とは離れて一人暮らしをしていたりする。なので、もともと政治に興味関心がない以上、親と同居もしていないために連れていかれるということもないと思う。