2020年5月22日金曜日

本日のご請求分(覚書)

1.あんこ玉。あれ、良かったからまた買ってきて。

 先日、スーパーで売っていたものをホームに届けたが、適当に買っていったところ、甚く気に入ったそうだ。気に入ると何度も言ってくるので一度に3個買いたかったのだが、2個しか売っていなかった。年寄りには大人気なのだろうか?(イメージ画像)これと同じ商品かどうかは、渡してしまったので覚えていない。そのくらい私には興味がない。


2.有名和菓子メーカーの一口羊羹

 結局これらしい。何がなくともこれ。ひたすら羊羹である。羊羹に始まり、羊羹に終わる、と言っても過言ではない。とにかくもう、あんこやあずきが好きで好きでたまらないのである。
 母の知るところの、鶴屋吉信や、両口屋是清、などといった有名メーカーの一口羊羹が食べたいのだそうだ。
 スーパーでは売っていないので、どこかに立ち寄ったついででしか買えない。羊羹羊羹うるさいので、スーパーに羊羹巻きがあったのでそれにした。

こちらもこんなだったと思うが、同じく興味がない。ネット画像(イメージ)を載せておく。

3.部屋のベッド横においておきたいリラックスチェアが欲しいの。ホームの人がプリントアウトしてくれたから、明細を受け取って注文して頂戴。

 リクライニングもでき、大きさもそれほどではないところがいいのだろうか。
あんこだの羊羹だの食べたがってばかりなので、あずき色をイメージして茶色を注文。いや、イヤミではなく、メンタル面にもきっといいはずだと。ネットショップからホームに届くように手配した。

セーターをクリーニングに出しておいてちょうだい

こちらもイメージ画像です)こんなのは急いでいるわけではないので、そのうちにやっておく。

こちらも役に立てることには抵抗を感じない方なのだが、うっとうしさを感じた時は適当にしておこうと思う。

2020年5月14日木曜日

買って買ってリクエストその3

そろそろ気温が上がって暑くなってきたので、半袖のTシャツを希望。丸首のもので、
淡いブルー・ピンク・紫いろのMサイズを各1着づつ。

綿100%のスパッツ(Lサイズ)を2つ。

カレーパン、サンドイッチ、それと、ソーセージなどの入った総菜パン

パン以外は直接ホームへアマゾンの配送指定をした。



 あれこれ毎日の「やってやって」はなくなり本当に助かったが、「買って買って」は時折やってくる。健康状態が良いのはいいことだが、大変に食いしん坊である。ホームの食事が物足りなかったり飽きたりするのだろうか。時々きちがいじみた感じもするが、本人はいたって真剣なので、いたしかたない。

 また、外出ができるようになったら、私の預かっている通帳などに一緒に目を通したいとか、家に戻って衣服の入れ替えをしたいだの、いろいろあるようである。

買って買ってリクエストその2

 前記事で書いたものについてのリクエストが再度あり、また母からこちらに電話がかかってきた。
 それらに加えてチーズと、他にクラッカー、と言いたかったらしいのだが、「あれ、あれを買ってきてよ。なんだっけ。えーと。ナビスコ。」「いや。だから、ナビスコの何?」「ナビスコのー・・。」「ナビスコ、というのはメーカー名だからね。具体的に言ってくれないと。」ナビスコと言われて、誰がわかるのか。子供にその話をしたら、CMでクラッカーの宣伝で最後に「ナビ~スコ♪」というのがあるので、それを見て言っているのではないか?とのことだった。


 声も聞こえづらく、説明も要領を得ず、くれくれ電話が来ると、要件を聞き出すのにとても難儀になる。そのあと、そろそろ持っていこうとすると、追加注文が1~2日をおいて来る。なので、すでに結構大きな袋入りになっているため、それを持って買い物に行くのが難儀となるため、買い物をして家に持ち帰り、袋にまとめてから後日ホームにもっていくことになる。

「頼んだものは、いつ持ってこれるかしら。」という電話がかかってくる。(うるさいなあ)追加するから持っていくのが遅れるんだよねえ。」外にも全く出られず不自由なのだろうが。本当に食べることばかりが楽しみなのか、ホームの食事だけだとおやつが物足りないのか。両方だろうが、母のマイペースは相変わらずである。

2020年5月4日月曜日

母のリクエスト

 入居して生活も変わり、ストレスもあるだろうという想像もついたが、いきなりこれを買ってきてほしいと言われて少しあきれた。

・五家宝(ごかぼう)

・ビスケット
個人的には「食べっこどうぶつ」がおすすめ。パリッと軽く、塩味と甘みのバランスも良い。

・薄焼きせんべい
歯が弱いため、薄くて食べやすいものに限る。

・羽二重餅
やわらかい求肥のおもち。

・一口羊羹
スーパーなどで売られているのはこのタイプが多いだろうか。

・みすずあめ
甘酸っぱい果物味の寒天菓子。


 書きもれていたので追記するが、これをそれぞれ、2~3袋づつ買ってきてほしい、ということだった。こまめに買いに行かされるのもいやなので、3袋づつ買い、運搬用に入れるものがないのでビニールのゴミ袋にまとめて入れた。もちろん、ものすごい感じの荷物となった。ややきちがいじみている。

 本人曰く、いつ施設が本格閉鎖になって、買い物の差し入れも禁止になるかわからない、という危機感を持ってのものだったらしいが。老人でインターネットも殆ど扱えずに楽しみも少ないため、食べる楽しみすら奪われるというのは、大変な脅威なのだと思われる。

 外出もしたい、したいと言っており、最寄り駅のうなぎ屋で鰻重を食べたい、などとしきりに言っていた。
 が、最近は、カットフルーツが食べたいというので差し入れに行ったところ、あとから電話で子供に「こちら(私たち)の引っ越し先に訪問して、メロンのカットフルーツを食べたい」という、へんてこな目標を語ったのだそうだ。

2月からホームに入居

 実家の母が、1月末に老人ホームの体験入居をしたが、一長一短はあるかもしれないが、スタッフの対応、費用などのコストパフォーマンスも含め、そこがこれまでの中で一番良かったようだった。そして、すぐになら空きがある、ということだったので、翌週末から急遽、入居を決めたのだが、これがコロナ流行となった今ではまさに、絶妙のタイミングだったようだ。

 入居して週が明けてから、関連業者さん1名に感染が確認されたために、施設が出入り禁止となり、外部者と入居者との面会が禁止となったのはかなり早い時点からの措置で、とても適切だったと思う。今となっては入居や見学などと言っていられないのではないだろうか。

(イメージ画像です)


 騒動になる前に入れてよかったと思ったのは、それだけ母の状態も思わしくなく、命にすぐに関わらないものの、まったく自立性が低下していたからである。
 週の5~6日は全部介護サービスが家に来て、お風呂介助、買い物介助、口腔ケア、理学療法士によるリハビリ、マッサージ、通所などの介護保険を総動員しての介護サービスオンパレードだったうえに、こちらに対してももう会話が全部、「やって。」ばかりになりつつあった。本人のやりたいと思う気持ちが強いためになおのこと、こちらへの要求がすごくなるのである。
 ADHDのため、あちこちに気が移り、要求の数も多いが、私はこう思うの、ああじゃないこうじゃない、と、重要な話とそうでない話が混在しすぎて、コミュニケーションがとれていればいい、というものでもない。

 また、パーキンソン病を患って、何をしゃべっているかもわからないときが多く、かなりの我慢をしながら相手の発言に耳を傾けないと、コミュニケーションが成り立たないことが多々ある。
 母にはすでに、なるべく長く自宅にとどまりたいというのは分かるけど、限界はもう超えてるからね、とは通告していた。

 その直後くらいでのコロナ騒動のために、今となっては介護サービスもほとんどストップしてしまったのではないだろうか。そうなると母もかなりのストレスを受けることになる。こちらも一日中の母のストレスを受けたり、子供の進学目的での同居という本来の目標とは離れて、本物の介護生活に入らないといけない可能性もあった。土地家屋の全相続と引き換えにと言われても、今の気持ちは追いつかない。

 また、私や子供からもウイルスを持ち込んで家庭内感染などをしたら、高齢の母はひとたまりもないのではないだろうか。というわけで、本当に行動タイミングが合って良かった、としか言えないのである。