お茶目な表情で、素敵なお兄さんが振り向きながら微笑む写真。若き日のコンランだろうか。が、実際に展示にでてくるコンランは、渋声で話すおじいさんであった。 |
純粋な美術・芸術作品というくくりではなく、インテリアを美しく作り上げていく、インテリアデザイナーとしてのコンランの作品展であったと思う。
1960年代のモダンアート風かなと思ってみてみると、1950年代前半のころから、これらモダンテイストのインテリアを世に出していたようであった。
洗練されたものばかりで、現代の日本でも十分おしゃれなものとして受け入れられそうである。1950年代初期の日本は、おそらく敗戦後でそれどころではなかったと思われるが、イギリスなどの裕福な国ではすでに、このようなものが生み出されていたようである。
家具作成時に木を削る香りは素晴らしいとコンランは述べているが、木の素材は人体にもやさしく、自然のぬくもりを感じさせてくれるものである。
コンランがトップを務めていたコンラン&パートナーズ、というところが、(他にもあるかもしれないが)赤坂アークヒルズや六本木ヒルズ、二子玉川の再開発にも大きくかかわっていたことや、日本国内にもいくつか「コンランショップ」というものがある、ということである。
ななめ読みしかしていないが、コンラン概要まとめらしきものがあったので、載せておく。
https://www.artpr.jp/tsg/conran2425