2016年9月16日金曜日

ちょっとお・・。

 玄関の出入りと、ドアの開け閉めがひどく遅い母なので、度々、蚊を連れて入ってくる。最近まで蚊取り線香をたいていたが、やっぱり度々かつ、こまごまとした瞬間となると、使い勝手が悪い。
おまけに蚊取り線香は煙がきつく、吸い込んだこちらも咳が出てしまうため、別のものを考えた。

 電磁波を出してネズミや害虫を撃退する装置、小さなものだしボタンでオンオフ切り替えられるので、用途には合いそうである。

 が、自分もそばで聞いているとあまり心地のいい音ではないので、私はこまめにオンオフしたかったのだが・・。それは母の仕様には合わないようである。


運転中は、絶えず、ヴィ~ン、だかキュイ~ンという感じの音が鳴り響いている。


母の朝の外作業が終わったようだった。装置がつけっぱなしなので、「誰かが外から来たときにつければいいよね?今は止めるよ」と母にはっきり聞いて確認もしたのだが・・。

 そのあとオフ状態のまま、母が外を出入りしたので、つけてほしいと言ったら、つけなくていいと思ったそうだった。「全然人の話きいてないでしょ」と問い詰めたのだが、それだと母はどうしていいのかが理解できなかったようだ。主語が「母」でなかったために、つけないといけない、と思わなかったようなのだ。そして母の一言。「もういいじゃないの、つけっぱなしで。」

 だめだこりゃ、真面目にやるほど、めんどくさい・・。そういうわけで、臨機応変に対応できなさそうな母のため、ヴィ~ンだかキュイ~ンだか、用はなくても装置はずっと玄関で鳴り響くことになった。