症状チェックを行い、体の震えは増えるが、動きが停止したり遅くならないように投薬が調節され、以前より動きやすくなったかな、という状態で母は無事退院した。
メールの打てる年寄りになってもらう、という目標で去年はずいぶん母を教育したと思った。
病室からは直接携帯電話での通話ができないので、メールでいろいろ連絡事項をやり取りする状況となったので、それが非常に役に立った。
年を取ると、項目の意味が分からないうえ、どこをどう押せば何が開くんだっけ??と、なかなか覚えられないのである。(イメージ画像) |
が、久しぶりに操作をチェックしたら、着信履歴で文の一部分しか見ずに返信していて、メール本文を開いていないので、どうも会話が通じないことに気が付いた。
それはさておき、入院中の母が、何を思ってそう書いたのか。個室だと、シンとしてさみしいだとかで、当然のように相部屋を希望して入ったので、間違いなく「相部屋」である。
が、同じ病気で入院した人はみな、重症で動けない人が多く、認知症様の人もいてカーテンも閉め切っていたりで、動けるのが自分くらいだったので、個室のように感じると。 さらに、閉め切った中からうめき声がしたり、時折小さな声で、うわごとなのかぼやきなのかわからない声がもれてくるのだそうである。
それを送信メールに、部屋移動になったことに付け加え、「うめき声付きの個室」だと。個室じゃないでしょ、とこちらは母の感覚のズレに突っ込みを入れたが、表現にはなかなかインパクトがあった。