もちろん30代、40代で大病を患う人もいる。
そうではなくても、ぎっくり腰をしたり、五十肩をしたりと、大きな病気ではなくてもなんらかの不調に見舞われ、体操や伸ばし方の工夫で重症化させないようにするも、やはり完全には治らないと感じるのが、歳をとるということではないか、という気がする。そして、そうこうするうちに、他にも不調が増え、外見も衰え、肉が下がり、おじいさんおばあさんになるのだと。
同じ時期に植えたのに、発育が個体ごとに、かなり違う。 |
例えば育てている多肉植物にしても、全部発芽はしたものの、発育力も違うし、あまり大きくならないうちに葉っぱが枯れてしまったりと、うまく育たないものもある。だめなものは、仕方なく間引いて処分した。が、それを考えると人間も同じ生き物なので、ある程度医学の力でサポートはできても、うまく育たなかったり、途中でだめになってしまったりするのは、自然なことである。
つい、今日は深いことを子供に(後ろから聞いていた母にも)言ってしまった。「みんながいつまでも元気で長生きしたいと思うけど、人間だって生き物だから、個体差があるでしょ。そこの植物じゃないけど、全員が最後まで、元気とは限らないんだよね。」
早くに病死した父のことや母の現在の病気のこともあるが、子供への心配や身内の病気への心配などもあり、ふとそんな気持ちになってしまったのかもしれない。