2019年6月6日木曜日

入院しても大変

 母が入院してから、私はできれば多めに行こうかと思っていたが、その週は3回ほど連続で行ったところ、大変不便な場所で歩きも多く、また、すでに5月から日中の暑さが厳しく、コンクリートの道の照り返しがひどいため、早くも熱中症らしい症状がでてしまい、かなりきつかった。なので週二回の訪問にすることにさせてもらった。

 家にいてもああじゃないこうじゃないと、大変こだわりの多い母、それでも自分でやっているのならまだよかったが、入院して自分でできなくなってから、こちらへの要求がものすごくなってきた。

 何がかというと、食べ物へのこだわりである。まずは普段自分で調合していたヨーグルトである。プレーンヨーグルトに、駅前カルディで売っているイチゴのコンポート、ネットスーパーで注文しているプルーンの白ワイン漬け?(自分で漬けているようだ)、これらを定量混ぜたものが食べたくてしかたないらしく、配合して持ってこいと言い出す始末。



 結局、兄が土日に車で訪問しているので、重い荷物だからフルーツ類はその時にもっていってもらい、ヨーグルトは病院隣のコンビニで売っているので、なくなるたびに買って行くことにした。とてもじゃないが、一人で母の要求にこたえるのは限界がある。ヨーグルトは、訪問するたびに毎回、コンビニで買って持っていくペースである。それだけ食べたくて仕方がないということである。

 さらに、病院食の味が薄いので、冷蔵庫においてある、xxの佃煮やら、漬物をもってきて。そうだ、塩も持ってきて、と。
 甘酸っぱい飴が欲しい、というので、たまたま食べずに余っていたオランジーナグミを持っていったら、すっかり気に入り、カルディに行けばきっと売っているから、そこで買ってまた持ってきて。(なかったので、コンビニで別のオレンジグミを購入)
 ワインゼリーの入ったチョコレートが食べたい、xxスーパーで売っているはずだから。(売っていないので、コンビニでレーズンチョコで代用)明治のくちどけチョコレート・個別包装箱入り、これが食べたい。(売ってないので、紗々チョコレート(個別包装)と、キューブ型チョコレートを代用で購入)
 食事の前後に小腹がすくので、クラッカー持ってきて。それにつけるチーズで、チューブ入りがあったらそれが欲しい。
 寝ていてふと思い浮かんだんだけど、和三盆で紅白くす玉風の形のものがあるから、それを買ってきて。
 1㎝大の求肥の和菓子もあるから、それを探してきて。
 駅前のxx屋で売っているくし団子が食べたいからそれを買ってきて。当日じゃないとまずくなるから、お見舞いの日に買ってきてね。売り切れてたら、柏餅とか、ねりきりで。

 まだまだあったと思うが、本当に、よくもまあ、これでもかというほど山のように食べたいものを列挙してくる。やっぱり頭がおかしいのではないだろうか、気ちがいと紙一重と言ったらとてもひどい発言だろうか。発達障害ADHDアスペルガーをもっている母なので、思いつくことが並外れてしまっているのかもしれないが本当にすごいので、いったん記録しておく。

(もちろんこうなってしまう原因の一つに、入院のストレスがあるのでは、とも考えているが)