2019年7月6日土曜日

老人ホームを見学してきました・その1

 いわゆる超エグゼクティブ系のホームだと、入所に何千万、月々の支払いも何十万、という一部のセレブ御用達物件になるが、それではない。

 おととしも一度、老健(介護老人保健施設)を見学して、入所を考えないうちから見学してもピンとこないために、一度見学を中断していた。が、薬を改定したものの退院後も思うように母の病状が改善しないため、歩けるうちに見学をしてみる、ということで、都内ではない一つの物件を見てきた。

イメージ画像です

 利用料がそこまで高額ではないため、ひどく生活じみた室内で(介護用品やらいろんな容器がそこかしこに積んであったり)、せわしない?(介護士がゼエゼエハアハアと駆けずり回っている景色)雰囲気がするところなのかもしれない、と非常に勝手で失礼な予想をしながら見学に行った。
 が、思ったよりも静かで、お年寄りたちも大変おだやかで、廊下も静かな感じで、施設内も明るく清潔感があり、建物が堅牢に作られているなという印象があった。
 トータルとしては、最終はここなら・・、という安心感は与えてもらった感じであった。

 ホームは終の棲家、老健施設は3か月ごとに入退所するのが規定、となっている。お試しショートステイは、見学をいろいろやり終えて、では、ここならば、という施設を決めてからしてみてください、と助言を受けたので、老健施設もできればいくつか見学をし、気に入ったところがあれば、ショートステイを予約させたいと思う。

 現状は、今のところ家でまだ過ごしていく予定だが、体が動かない日は、「つらいです」というのが明らかに顔に出ていて、本人もいろいろ自信がぐらついているそうである。入浴や買い物の介助はつけたが、それ以外の自分の世話は極力自分で、という取り決めなのだが、先行きがだんだんと見えなくなりつつあるのかもしれない。
 体調がよく、体が動いて声も出やすい日は、かなり調子づいて口数も増え(それはそれでちょっとアレだが)、威勢の良くなる母なのだが、体調のよくない日が増えており、そんな日はすっかりケション、としてしまっている。病状の波以上に、気分の波もあるようだ。

 現状維持なら、こちらも本人の保護者的な立場になりつつも、雑用をやってあげたり、用事には常に立ち会ってやったりと、協力体制で頑張る予定だが、トイレに自力で行けなくなったときや、食事を自分でとれなくなったあたりから、入所をすすめることになるかもしれない。