「掃除機 おすすめ」で検索して購入したところ、完全に失敗したことがある。
とある国内有名メーカーの掃除機は、私的には全く気に入らなかった。肝心のパワーブラシに髪の毛が絡まりまくり、ハサミを使って切断しないと取れない。そして、毛を取り去ってもすぐに絡まる結果、吸引力がすぐに落ちてしまう。ということは、常に吸引力の弱くなった掃除機を使っているのと一緒である。
そこで、掃除機探しが始まった。髪の毛が吸い込みブラシに絡まない掃除機が欲しかった。現場で現物を見る、ということから始めたが、海外大手掃除機メーカーのものに注目した。
近頃は動画サイトで使用感をアップする人も多く、どんな感じか見てみた。すると、自分の心配事を載せてくださっていた方の動画があった。ほかの部分は申し分ないのだが、ダストカップの芯にゴミが絡まる(つまりワンタッチゴミ捨てではなく、自分の指を使って、髪の毛など絡んだゴミを引きはがして捨てないといけない、ということ)ところがいやだ、という感想がズバリ述べられており、自分のいやだと思うポイントにバッチリあてはまっていた。即、購入検討をとりやめた。評判が良く人気も高そうな掃除機なだけあって、非常に残念な感じである。ダストカップ内のフィルター部について。そこがデコボコ状、特に掃除機を立てたときに出っ張った部分が下にあり、へこんだところが上部にある場合、凹み部に髪の毛が絡まってしまうことはよくある。そしてそれは、下部の出っ張り部に引っかかって下におりないため、結局自分の手を使って引っ張って取る以外にない。ガンコな絡まり具合だと、ハサミで切断までしないといけないハメに。そこが改善しない機種はまだたくさんあるのだろうか。
次に、回転ブラシについてである。結局どうして、わざわざ髪の毛の絡まりやすい、回転式のパワーブラシなどを使ってゴミを吸い込まないといけないかというと、コードレス掃除機だから、ブラシのパワーを借りて吸い上げないと吸引力が弱くなる、ということだろうか。
が、実家で母が愛用していたマキタのコードレス掃除機は、回転ブラシ方式ではないが吸引力はかなり強い。
ちょこっと掃除には向いていて、人気も高い。 |
私的にどこが使いにくいかというと、ノズルが小さく床との接着感が弱い上に、重心が上にあって手にかかる重量が大きいため、ゆっくり床に置いて掃除機を走らる、というのがしづらいところである。動線的に、点には強く、線には弱い感じがする。知らず知らずのうちに掃除時間が減って、床も汚れやすい気がした。
他にも髪の毛が絡まない掃除機というのを探し、国内大手メーカーで国民的美人女優AさんのCMも流れているらしいものを見つけた。
この構造により、ブラシに髪の毛が絡まないそうである。この方式を取り入れた掃除機は、今見る限りではこの機種くらいのようである。 |
動画サイトでチェックしたところ、ブラシそのものは確かに髪の毛が絡まなそうな作りなので問題なさそうであったが、透明ブラシカバーの内側に粉ゴミがたくさん張り付いたのが見えてしまうので、小さなブラシを使って掃除をしてみました、などの何やら面倒くさい演出があり(自分ではしないと思われる)、少し引いて見てみた。
吸引力も大事だが、漫然と掃除機をかける時間が長くなっても苦痛を感じないことが大事な気がする。掃除機時間の長短=見えないゴミも取り除ける可能性の増減につながる。アナログな感じもするが、体感的にはそう感じるのである。
結局回転ブラシではないノズルのついた(これがなかなか見つからない)、中国製で軽く取り回しの楽そうなコードレスを探し出して、しばらく使ってみることにした。パッケージの上部に、ダストカップの部分ごとの清掃やフィルター交換は、2,3カ月に一度行ってください、などのちょっと面倒くさくなりそうな指示が書いてあったが、おそらくしないだろうという予感はする。不具合が起きて保証などを求めたときに、それを行わない結果そうなったのなら保証外です、とでも言われるのだろうか・・。
万が一こちらがすぐに不具合などを起こした場合は、やはり、絡まないブラシを採用した国内メーカーのものを購入する以外、今のところ方策はなさそうである。 (と、書いたのだが、後日追記・・こちらの絡まないブラシを採用している機種、最寄りの家電量販店でデモ機をためす機会があったので、少し運転してみた。持ち手が持ちやすいかとか、性能云々よりも、本体の重さが意外に重く感じられ、あまり欲しいと思えない、という結論に至った。)