2018年6月29日金曜日

今期のホラーハウス

 実家の建物は三十年物だが、木造のせいか、こちらに住むようにしてからは毎年のように虫があちこちで大量発生して、非常に不気味な思いをしている。おととしはゴキブリ、去年の春先はヒメアリだった。その都度、穴をふさいだり、殺虫剤を駆使して駆除に努めているのだったが、今年は羽アリだった。

ネットの画像から拾ってきたのだが、おそらく自宅のは、クロアリのほう。クロアリはハチの仲間で、シロアリがゴキブリの仲間だったとは、こちらの画像を見てたまたま発見した。

 クロアリは、繁殖期に空中で繁殖行為をするために、ハネが生えるそうである。それはどうでもいいのだが、夜になって子供の居室からギャアギャアと叫び声がするのでよく見まわすと、クロアリ数匹が、すぐ目の前に見える状態だった。机や照明器具の根本、断熱性・遮光性がダメすぎて以前発砲スチロールで全面カバーしてしまったガラス戸の木枠周辺を、羽アリが歩いていた。

 気持ち悪い、というより、こんな深夜にやめてよ・・、という迷惑気分で、虫退治用の電撃ラケットを手に捕まえてはトイレに捨て、ラケットですくえない落下分は掃除機で吸い込み、壁のものは電撃もしくはラケットでつぶして処理した。

 シロアリなのだろうかクロアリなのだろうかと議論したが、シロアリだと駆除業者を呼ばないといけない、と話しながら、「ヤギさん郵便」の歌を思い出した。この場合はクロアリさんだと思うので、「クロアリさん」と呼びながら処理した。

 1時間くらい格闘しただろうか、先日食卓のあたりに発生したアリ対策用に用意しておいたアリの巣コロリを該当箇所に設置したあたりで、ピタリ、といなくなった。

 捕獲が完璧だったかというと、目に見えたものがすべてではないはずで、コロリのエサに食いついて、照明器具のウラ(天井裏)の巣、もしくはガラス戸の裏にでもある巣、などに毒餌をくわえて持ち帰ったのだろうか?そこらへんはよくわからないのだが、あれっ?!というタイミングで、ぷつり、といなくなった。

 (おまけ・やぎさん郵便)
https://www.youtube.com/watch?v=X-X3HAwMO-M

白ヤギさんからお手紙着いた
黒ヤギさんたら読まずに食べた
仕方がないのでお手紙書いた
さっきの手紙のご用事なあに
(以下、白と黒入れ替えでリピート)