子供の夏休みに付き合い、歩きまくった。
9/11バンクシー展の帰り。みなとみらい方面 |
ニュースなどですっかり日本でも有名になったバンクシー、こちらの展覧会をやはり、子供が見たいと言うので横浜に連れて行った。私は、純粋にきれいだったり心に印象的に残る作品かを求めたいところ、バンクシーは社会風刺性が大変強く、少々路線が違う感じだが、いわゆる流行りもの、ということで話題性は高い。
風刺性が強いため、作品に元ネタを引用し描く作品が多いが、漫然とそれらをみて、何が元ネタかをわからないまま素通りしてしまうものも多々ありそうである。とりわけ日本で話題性がないと、知らない人も多いのでは、と感じた。そんな中で、元ネタに気づくことができたものを少し記録しておく。
「ナパーム」
バンクシー作品。貧困国を搾取する、アメリカ消費主義への風刺画だということ。 |
こちらが元ネタの少女。ベトナム戦争中、ナパーム弾で焼け出され、燃える衣服を脱ぎ棄て背中に大やけどを負いながら泣き叫ぶ9歳の女の子。たまたま実家にあった「LIFE」写真集を見て、この写真を知っていた。亡くなった子供を抱きかかえる母親など、もっとひどい被害写真もあるが、そちらも印象的であった。 |
顔だけは知っている、どこかの政治家。調べたらチャーチルだった。 |
こちらが元ネタ。暴動時に誰かがイタズラしたものをバンクシーがとても気に入り、作品として登場させたらしい。が、海外の政治にくわしくないため、チャーチル像がどうしてこのようなことになっているかが、いまいちわからない。 |
警官に職務質問をされるドロシー。アメリカでは大変な有名人と思われるが、なんでもかんでも警察の取り調べが強化されている今の現状を風刺したものだそうだ。 |
こちらが元ネタの、「オズの魔法使い」に出てくるドロシー。1939年製作と大変古いがフルカラー映画であり、今見ても名作と言える。三人のお供もとても魅力的。 |
クモが最多であり、体長数ミリ~1cm足らずなのでさほど脅威ではないが、とにかく数が多く、根気よく捕獲している。
次はコオロギ。リー、リー、リーと夜に窓の外で良く鳴いており、玄関の真ん前でなくようなひどく近い声をきいて、あれ?と思っていたら家の中に侵入していた模様。洗面所の壁にいてややゴキに姿かたちが似ているため、少々不気味な感じがする。二匹目は小さく、台所の窓にいた。
ちょっとびっくりしたのが子供の部屋にいたヤモリ。ベッドの影にちらっと見えてゴキブリと勘違いしてギャーギャー大騒ぎしていたので、あぶり出し用のスプレーとラケットを構えて見つけたらヤモリだった。なんでこんなところにトカゲが・・。侵入してほしくないので、穴があったらふさぎたいが、どうにも見つからない。
見つけたら無言で捕獲。もう本当にいろいろイヤなので、本物の写真は載せない。 |
散歩の一環として立ち寄ってみた。普通の住宅街の中に、お寺かな?という雰囲気のたたずまいの奥に入口があり、入ると左右に展示室がある。が、小ぶりな美術館で展示室が二つしかないので、閲覧はあっという間である。正面には和風庭園に出られる出入口があり、散歩ができる。
平日の昼間に行ったのでかなりすいていて、女性スタッフが3人ほどいて、庭園には庭師さんのような方が2~3人いた。ひまで、穏やかそうな印象である。庭師さんも通りすがりに「こんにちは。」と丁寧なあいさつをくださって、すこぶる感じが良い。
庭園に出るとき、「奥の茂みが多いところはやぶ蚊が出やすいと思いますが」と言われて、エッ、と引いたが、せっかく来たのだから、と表道から歩き、奥の方は立ち止まらないようにサッサとテンポよく通り過ぎた。
年間パスも販売しているが、閲覧自体はあっという間に終わってしまうので純粋に展示を見るだけのためだとまったく魅力がない。が、散歩コースに取り入れるとありなのかもしれない。なぜかというとエアコンのきいた部屋で、文化的な施設として展示を見られるという、運動とちょっとした文化体験が同時にできるからである。もし次回訪れるようなら、考えたいと思う。
今年一番のショックはやはり、ゴキブリ。先日の小さなものはあまり怖くなかったが、大物に最近遭遇してしまった。おそらく、エアコンダクトから入ってきたものと思われるが、登場の仕方がひどい。部屋に入ると暗がりの中、大きな「蛾」のようなものが頭をかすめて飛んできたので、とっさにワッ、とよけた。が、振り向いてみてみると、かの虫がドアに張り付いていたのである。すでにオール生き物駆除用となった電撃ラケットをガン、と上からかぶせ、捕獲したらトイレに流す、ということが定番になっている。
どうしてGが人に向かって飛んでくるのか調べたら、滑空して着地できる地点として人を選んでいるということらしい。ということは、天井をつたって這っていたのか。が、追いかければ逃げるのに、どうして人を避けて飛ばないのか。こちらを生き物として認識できないほど目が悪いのか、ただのバカなのか。あまりのふてぶてしさに敵意を感じる。
見た目が黒く、大きく、常軌を逸した這い逃げるスピードのすごさ。足にも硬そうな毛がびっしり。そして見た目の不気味さに加えてどこにでも入ってくる点、食欲旺盛で水分とエサを求めて常に侵入のチャンスを狙っている。一匹見かけたら100匹いると疑え、と言われる繁殖能力。夜行性で夜に活発化するので、こちらが疲れてきた時間帯に元気に出没する。何にでも群がるため、いろいろな菌やウイルスを持っている可能性があること。全部気に入らない。
なのでもう、見かけたら即、殺すことになっている。移動しにくい物陰の場合は、殺虫スプレーであぶりだしてからラケットで捕獲し、万一のために置き型の毒餌もまいておく。
ドレンホースの先に虫侵入防止用の栓をとりつけ、エアコン本体の上にも防虫剤をのせておいた。どこまで防げるかわからないが、無防備だと、加湿器を多めにつけると入ってきたことが今回を含め二度あったため、夏場の加湿は、要・注意である。小型のものを自分の顔のそばだけにするなどした方が良い。
ゴキブリのイラスト。リアルに上手に描くほど嫌悪感がわくだろう。 |
入口ゲート |
ミステリー・ゾーン内を走るミステリーカー。 |
遊園地の定番、メリーゴーランド。カルーセル・エルドラド |
中学生時代に主にお世話になった、こちらの遊園地。ディズニーができるまではとにかく、遊園地と言えばとしまえん、という存在であった。プールは世界初の流れるプールができた場所だったらしいが、プールはとにかく「イモ洗い」という混雑状態がいやで、こちらはほとんど利用しなかったような記憶である。
そうこうするうちに、8月末での閉園が決まってしまった。コロナもまだ落ち着かない状況の中、行こうという気がなかったのだが、たまたま見てしまった「としまえん」というホラー映画の影響で、としまえんの存在感が強まってしまったのもあり、8月の下旬に予約券を購入して入園した。
お化け屋敷、ミステリーゾーン、その他乗り物にもいろいろ乗りたかったのだが、なにせ1アトラクションにつき閉園前ラッシュのために40~50分待ちもざらにあって(メリーゴーランドはもっとひどそうで、2~3時間以上並ばないと乗れなそうだった)閉園時間が7時という早さのため、酷暑を避けて夕方に来ようものなら、ろくに乗れない。と、いろいろ融通のきかなさに不満を感じながらも、としまえんの最後を楽しんできた。
土地の一部が避難区域となり、残りがハリーポッターのテーマパークになるらしい。思い出の施設が閉鎖となるのはさみしいが、今となってはやや子供向けの遊園地であり、足も遠のいてしまっていたのは確かだった。開園する3年後には、ハリポタ人気もかなり落ち着いているかもしれないが、混雑さえしなければまた、訪れてみたいと思う。