本当は、叔母(母の妹でこちらもホーム入居中)も、従弟夫婦の同伴で墓参りに誘っていたのだが、認知症が大変すすんでしまっており、家族の顔をみても誰だかわからなくなってきており、母のことも他人だと思ってしまっていることから、道中の高速道のサービスエリアでの会食のみとなり、墓参りの出席はキャンセルになってしまった。従弟の顔も、時間がたってくると思い出す?という感じのようだった。
従弟からの説明で、レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症、両方の型の認知症を発症しているということを、すでにおととしからきいていた。が、最近コロナ陽性になった後、そのあとにぐっと症状がすすんでしまったようだった。
会食で、母とはすぐにうちとけて手を握り合ったり仲良くしている風だったが、母がどこのだれかということは、とうとう最後まで理解できなかったようだった。(おそらくその場の皆のことも)
私とも、ランチを囲むテーブルではよく目が合い、笑いかけてくれていたのだが、話の内容は支離滅裂で、そうよね、そうよね、でお互いよくわからず笑いあうという感じであった。
母もかなりがっかりだったようで、叔母と会うのもこれが最後かもしれないなどと言っていたが、年を取るというのは本当にこういうこともあるのだなと思った。