2024年3月22日金曜日

ロンドンで会った、ホームレスのおばあさんの話

 

画像は、イメージです。

マルタはヨーロッパにあり、イギリスとは近いため、往復交通費も安い。そのため、この機会に是非訪問したいということで、娘が週末の語学学校の休みにイギリスにも行ったようである。自己フォロー自己管理が苦手で今後もいろいろな不便が起きるであろう、心配な娘であるが(後からぽつりぽつりと話を聞くのだがやはり、バスなどには何度も乗り間違えるなどしたらしい)、自分で交通機関・宿の手配なども自分で行い、無事に行って帰ってきた行動力は一応ほめておきたい。

ロンドンに行ってから、すごい、いいところだという報告は受けたので、数少ない機会の中で楽しむチャンスを得られたので、ラッキーだったし良かったと思う。

が、きらびやかな都ではあるが、一方生活に困っている人もいるのも事実で、道中、ホームレスのおばあさんが、「ソーリー。ソーリー。」と言いながら両手を合わせてこちらに物を頼むゼスチャーをしていたということだった。家賃や物価の上昇で、住む家をなくしたりして路頭に迷う人も世界中でいるそうであるし、このおばあさんもそういった世の中のあおりを受けた人だったのかもしれない。

現金も少なく、物価も高いため、仕方なくそのまま通り過ぎていたが、最後の日あたりで、ホテルの部屋で無料配布されたクッキーをもらったので、それをあげてきたということだった。もちろん、何もしてあげられないよりもいいのだが、一時しのぎでそういうお恵みを受けていたとしても、寒空の下でそんな生活を続けるうちに体を壊して、そんなに長く生きられないかもしれないので、どうにか生きられる手立てが見つかると良い、としかいいようがない。