母がホームで、ホタルならこちらで見られるということで教えてもらったそうであった。
兄に車で迎えに来てもらい、娘も同行して夕方にホームを出て夕飯を食べてから向かった。横浜市内だが山や田畑のある地域であり、田舎っぽい景色が広がっていた。
![]() |
ネット画像より。(こんなに大勢は来ていなかったが、一般的なホタル見学の様子) |
やっと見つけた一匹のホタル。 |
ホタルの飛びやすい時間に合わせて行ったのだが、6月後半はもう飛んでいないのだろうか、5月中の方がよかったのだろうか?本当に個体数が少なく、ずっと歩いて行った途中で人が少し集まっているところがあって、そこにごくたまに、1~3匹のホタルがちらちらっ、と光るのが見られた。その先にもいたが、1~2匹がちらちらっ、と光って、そのあと飛んで行ってしまったりと、本当に少ししか見ることができなかった。
まわりに明かりもなく、首都圏であるためか空が明るく、照明代わりになっているのかもしれない。真っ暗で何も見えない、ということもなく、明かりなしで何とか歩けた。(明かりをつけると、今度は虫がいっぱい寄ってきて大変である)そうでなくても、2回ほど虫がぶつかってきた感触もあって、やや気持ち悪かった。
ホタルを期待するとかなり微妙であったが、日ごろホームにこもって自然に触れ合うことの少ない母には、ちょっと良い機会だったのではないかと思われる。が、山や田畑ばかりの中、車いすで身動きできない状況のせいか、長くいると怖くなってきてしまう、と言い出した。みんながいるからいいじゃないの、それよりも空の星とか飛行機見ると面白いよ、と、少し視点を空に向けるようにして見させた。