2025年6月25日水曜日

水色カーネーションと、7年前のあじさい

 



かねてから気にしていた、水色のカーネーションが、久しぶりにスーパーで売っていたので、眺めるだけだったのだがとうとう購入した。(右側は造花)天然物でこのような色のものは見たことがないので、色水を吸わせて着色したのかもしれないが、この色が気に入っている。

 こうして観るのもいいものだわ、と心の中で思ったところ、ありがとう、癒されるわwと言っていた友人Mちゃん(故人)の言葉がふと思い出された。7年前に白血病が発覚する直前くらいの話で、体調不良で観劇に行かれなくなったために私にミュージカルのチケットをわざわざ届けに来てくれたころのことだった。急な話だったので、たまたま買っておいたクッキーの箱をお礼にと思い、その時実家暮らしだったのだが、敷地にさいていたあじさいがあり、それもひと房切り取って渡したのだった。

 渡したあじさいを、Mちゃんが写真に撮って送ってくれた。(下の写真)そのころ私は、切り花を花瓶に生けた時に、陶器の花瓶の方がもちが良いことに気づいたので、Mちゃんにアドバイスを送っていたのを、今も残っているラインのチャットを見て思い出した。あ、そうか。陶器の花瓶がおすすめだったっけと。自分ですすめておいてすっかり忘れている。あいにく花瓶はなく、間口が広いので花が傾くが取り急ぎ陶器製マグカップに移した。Mちゃんが亡くなって4年過ぎたのだが、過去の思い出は今もたくさん掘り起こされてばかりである。

ラインのチャットは、Mちゃんとのものは8年前の履歴からすべて残っているので、数は多くはないものの、写真も含めてやりとりがすべて見直せてしまう。デジタル技術は、ある意味すごい。