高校のクラスメートではなく、バレーボール部の元チームメイトであったSちゃんで、最後に会ったのは、卒業してかなりたった6年前に、再び皆で集まった時であった。
ひょうひょうとして、細かいことは気にしない、カラッとさわやかな性格のSちゃんで、その様子は、昔から変わらなかった。が、その時すでに一度目のガンの発症を経験して寛解状態だったようだった。
そのあとに再発・再再発となって治癒の見通しが立たなくなり、緩和ケア病棟に移ったということだった。亡くなる1か月前に、Sちゃんと大変仲良くしていたMちゃんが、他に誘って3人ほどでお見舞いに行ったそうだが、ただ横になっているだけで、普通に話せたし、元気そうに見えたということだったが、運よく痛みのコントロールや体調の波が良かったというおかげもあり、良い時間が過ごせたようだった。
が、ガンがあちこちに転移してしまって治せなくなり、本人も大変痛みに苦しんだ、というのはMちゃんがあとから旦那さんからきいた話で、Sちゃんは面会では何も表に出さずに、体調を万全に整えて会ってくれていたようであった。泣き言を言わない、Sちゃんらしい心遣いを感じた。
最後の方で、尿の排出が困難となって腎から管を通す手術が必要となったが、それがものすごく痛いというのを、本人の了解なく???施術させられた挙句、管が外れてしまったそうで、気の毒な限りである。再手術をしないと体の状態が悪化してしまうそうだったが、もう治療から解放してほしい、という本人の希望があったらしい。
とにかく、高校時代、お勉強も完全にお留守になったし、よく辞めずに続けたなあというくらい、きつい練習とトレーニングを行う毎日に耐え、地獄の夏練・夏合宿に耐え、苦楽を共にし、中身の濃い時間を一緒に過ごした部活。そのチームメイトだったので、卒業後の年月に関係なく、予想外に頭の中をいろんな思いがぐるぐるしてしまう。Sちゃんのイメージはハッハッwと満面の笑みで笑う笑顔ばかりだが、悲しさは減らない。
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Sちゃんの名言(忘備録)
「ジャガイモったあ、良かったねw」
「(怒)いーっちねーーーん!!!」(後輩1年生、グズグズするな!の意味。肝っ玉母さんの片鱗のようなものがあった)
