生前のコジキ。様子がおかしくなり、少し泳いでは沈んでしまう、という動きを繰り返しているときの写真。 |
買ったメダカは、コジキ(ガツガツとして落ち着きがないから)、とブタ丸(たんにブタさんが大好きな子供によるネーミング)という、どうもへんちきりんな名前になってしまったが、子供の愛着は、それはもう大変なものであった。
二匹を同じ水槽に入れていると、コジキがやけにカリカリして、ブタ丸に体当たり?攻撃をしかけていたので、罰としてコジキをスプーンで追いかけてこらしめたり。そうこうするうちに、ブタ丸がコジキに逆に攻撃をしかけるようになったりと、いろいろあったが、子供が完全に飼育係になったため、私はたまに生存確認をする程度になっていた。
引っ越して、水や空気が変わってしまったのだろうか。小さな植物のプランターが枯れたのは、土が足りなかったのかもしれないと思った。家の構造上、完全に日照不足、というのもありえる。
が、先週くらいからコジキが沈みだし、少し泳いでは浮かぶが、ストン、と落ちて行ってしまうことを繰り返し始めた。ところがいきなり持ち直し、普通に泳ぎだしたので一安心かと思ったら、やはり燃え尽きる前の一時の元気だったのだろうか、間もなく死んでしまった。
そして、ブタ丸もほどなくして傾き始めて沈み、やはり死んでしまった。
PHショックという症状が起きるので、水は一度に全部変えてはいけない、というのは伝えておいたので、そこは気を付けていたと思う。
原因は全く不明だが、もしかすると、二匹たて続けに死んでしまったので、細菌性、ウイルス性のものだったかもしれない。コロナ??まさかとおもうが。
子供はメダカとはよく目が合い、気持ちが通じていたかもしれない、というのだが、私にはそういう趣味がないので、ふうん、と言うしかない。が、子供の落ち込みようが半端でなかったので、やれやれ・・、と思わされた。
その気持ちを作業によって転化する、という方法が最もいいと思ったので、お葬式や供養(毎日やっても良い)をしよう、と提案した。100均で線香、線香を立てる砂、ライターなどを購入して、お経を適当にプリントアウトした。オンライン授業や課題が忙しすぎてそちらに手が回らないらしいが、やはり葬式供養はやりたいとのこと。