2021年6月22日火曜日

言葉や文章・その1

 

美しい風景があるが、それを見たときに言葉が出てくる。

一つある風景。「わあ、きれいだ。」とか、「誰誰と見たい」「草むらで寝てしまいたい」など、それに対してわいてきた感情を自分で再確認するのも言葉、風景の場所や季節、時間などの客観的なとらえ方をするのも言葉である。

小学校2~4年生のときに毎日の宿題で、日記を書くということをしていた。小学生の日記なので、内容もかなりお粗末だったり、宿題で仕方なく書いている感じのものもたくさんあった。

「今日は朝起きてから、学校に行きました。そのあと、家に帰ってきて、家の中であそんで、夕ごはんを食べてからねました。」「今日は、何もおもしろいことがありませんでした。」などといった内容である。

え、それだけ?というお粗末なものも多い。が、毎日を過ごしていく中、自分が自分の生活を報告するということに関しては誠実さをもって書いており、その当時は100%向き合ったつもりであった。そんな自分を受け止めてくれた先生には感謝いっぱいである。赤ペンコメントで「もっと面白いことがあるといいですね」「もう少しくわしく書きましょう」など根気強く書き込んでくれていた。

友達と遊んだり、家族と食事や買い物に出かけた、などの日常の事柄も書いたが、書きごたえがあったのは、旅行に行ったときや、父が旅行に出かけたときに夜、怖い話をしてくれて(創作話)、それを日記に書いて紹介したものである。面白いと思ったことや、特別な感情を抱いたことについて書くのはやはり、熱が入った。