2019年10月23日水曜日

老人ホームの体験ショートステイ


イメージ画像(ここは建物の造りがよさそうである)

 どこの豪華マンション、またはホテルなのだろう?といった高級そうな造りの建物もあり、いわゆるエグゼクティブクラス?と思われる超高級物件もある老人ホーム。家屋敷・資産を全処分して、年金をあてながらそんな物件に入れる裕福な老人はどのくらいいるのだろうか。

 それはさておき、神奈川県にあるホームで少し気になったところがあり、母が先日から体験ステイをすることになった。エグゼクティブクラスなどではないが、立地場所が気に入ったそうである。
 ただ、やはり人件費削減のためか、スタッフが少なく、パーキンソン病で身の回りのことが困難になっている母が呼び出しボタンを押しても、なかなか来てくれないそうである。あれもこれもやってくれ、という人に付き添うほうもパンクしかねないが、組織的な介護施設にしても、100%の対応はなかなかしづらいといえそうである。

 滞在先でもいろいろある、という母の話でそれを聞いたのだが、それでもそれが多くのホームの現状だと言えそうなので、「しかたがないよ。何回も押して、5回押せば1回来るくらいだと思ってるくらいじゃないとだめかもよ。とにかく、呼ぶ方も遠慮しないでやらないと。」と、母の背中を押しやるように言った。
 気を許した相手には逆に遠慮会釈のないぞんざいぶりを見せる母なのに、そうでないと借りてきた猫のようにおとなしくなってしまうのかと思うと、それじゃあこの先暮らせないし、こちらが200%母を背負うわけにはいかない。

 きっぱりと言ったあと、母も母で、相手の意見を推察することもなく、あたかも私が司令官かと思っているかのように、「わかった。」と了解返答をいきなりしてきて、相変わらずだなあと思った。普通なら、「やっぱりそうかなあ。」「そうねえ」という自分のフィーリングを交えた返事を返すだろうに、「言った通りにします」的な返事が来ると、なんなの・・、と思ってしまう。変わらず妙ちきりんな感じである。